高温続くも、紅葉進む森に朝方は靄(19/10/31)

 朝方9時の森の気温は14℃と10月末としては高温。夏の高温・10月の台風・長雨 で例年より紅葉は遅れているものの、木々の緑は黄褐色化が進んできました。

・展望場より湿原を望む(左)

・色づき始めたヤブコウジ(中)

・カマツカの実も最高の色合いに(右)

(Fujimoto)


好天に誘われ来訪者続く・・・(19/10/28)

 「観察コース沿いのリンドウ・センブリの多さにはただただ感激です。 こんなに多くのリンドウやセンブリが見られるところがあるんですね。」 と来訪者に言われると、保全作業の疲れも吹っ飛びます。

・色づいたツクバネの実に感嘆(左)

・ツルリンドウの実(中)

・ササユリの朔果も開き種子が飛散(右)

(Fujimoto)


イベントと保全作業を並行して実施(19/10/26)

 今日は本会主催の「紅葉はじまるブナの森で獣害防止を考える」を実施しました。 ブナ林の下層植生であるササが2016年壊滅状態になった状態を、2017年から防獣ネットを設置して再生を図っている状態を参加者とともに考えるというものです。

 一方でササユリの獣害防止のための金網を撤収する作業や、四季の森での木橋造りで出てきた端材を整理する作業・付属湿地の除草等々、森のあちこちで会員が作業を 行いました。

・ブナ林観察に向かう参加者(左)

・金網撤収作業(中)

・四季の森端材整理(右)

(Fujimoto)


(2019/10/24)

(Tomioka)


林床整備や木橋・休憩ベンチ造りを日々やっています(19/10/23)

 森には、未だ昨年の台風21号による風倒木が処理出来ずに残っている 所や未処理の枯死木があります。紅葉シーズンに備えるため、これらを活用して、観察コースの木橋や 休憩ベンチづくり、さらに林床整備を行っています。

・コース沿いのリンドウに潜り込んだイチモンジセセリ(左)

・林床整備が終わった南部湿原の背後(中)

・四季の森で風倒木を活用した木橋製材作業(右)

(Fujimoto)


秋晴れに来訪者とそれを向かえるリンドウ(2019/10/22)

【左】沢道入口のリンドウ

【中】【右】長浜農高の生徒が、学習の一環で、布を染めるために使う「カリヤス」を刈りに来られました。

(Murata・Hashimoto)


ちょっと変?…。(2019/10/21)

 今秋は「あれ!…」と感じることが続きます。生物の世界ではよくあることなのかもしれませんが。

【画像左】腹の膨れたタゴガエル。真上から見ると卵をはらんだ雌のように見えます。ハテ、産卵時期は初夏のころではなかったっけ?大きな餌を食べた直後?それとも冬眠前に栄養をため込んで太っただけか。など色々と考えさせられます。アカガシ林で。

【画像中】植物調査結果リストを照合すると、多分ホクリクタツナミソウ。もしそうであれば花期は5〜6月、少し遅くなることもありますが。別種だろうか? ブナの植栽地で。

【画像右】ホコリタケ。例年になく広い範囲で多発。守護岩周辺で。

(森の案内人X)


観察コース沿いで一寸切り取ってシャッターを押すと・・(19/10/20)

 リンドウも何とか踏まずに進むと、アキノキリンソウがやっぱりコース沿いに。 目を少し上げるとヤブコウジが、つづいてオクヤマボクチが咲き誇り、 その先ではカップルが、落ちたシロモジの実に興味津々・・・。  こんな調子で観察していると、幾ら時間が合っても足りない!!

・コース横のヤブコウジ(左)

・今年は沢山花を付けたオクヤマボクチ(中)

・シロモジの不思議な落果に興味津々のカップル(右)

(Fujimoto)


(2019/10/18)

Tomioka)


尾根道・湿原脇、リンドウ咲き乱れる(19/10/17)

 観察コースに日が当たり出すと、リンドウの閉じていた蕾が 次々と開きます。壺状の花の中に昆虫が蜜を求めて潜り込みます。 その動きは、時として滑稽でもあります。日が沈み出すと、ゆったりと 閉じてゆきます。雨天の日は花心を守るように蕾は閉じたままです。 リンドウの背景も考えてシャッターを押すのも楽しいものです。

 尾根道や湿原脇では、今が見頃です。

・ススキの間で咲くリンドウ(左)

・ササユリの朔果と並んで咲くリンドウ(中)

・紅葉し出したアクシバをバックに咲くリンドウ(右)

(Fujimoto)


秋の花も次々咲き出しました(19/10/16)

 早くから咲いているカシワバハグマにつづいて、同じ 花形のコウヤボウキも咲いています。両者が近くで見られる 場所も点在しているので比較してみてください。

 観察コース沿いにリンドウ・センブリも咲いています。 もちろんアキチョウジやアキノキリンソウ・オヤマボクチも咲いています。

 ミツバアケビの実も開きだし秋も深まる感じになってきました。

・観察コース沿いで咲くリンドウ(左)

・センブリも鮮やか(中)

・ミツバアケビの実も開く(右)

(Fujimoto)


寒露も半ば、進む秋。(2019/10/15)

 今年の秋はいつまでも暑かった!今朝は少し冷え込み、森の中で見る姿も季節の進行を感じさせます。

【画像左】オオアオイトトンボ。秋風とともに繁殖行動を始め、雪が降り始めるころまで活動します。近くにはリンドウの花も。

【画像中】ムラサキアブラシメジモドキ。秋のキノコで食べられます。「派手なキノコは毒キノコ」という俗説には該当しません。今年、夏のキノコは不作でした。秋のキノコはどうでしょうか。

【画像右】ナナカマドの落果。台風19号の置き土産。高木で稔りに気付きにくいが、知らないうちに季節は進んでいます。

(森の案内人X)


降雨のブナの森・しっとりと心癒やされます(19/10/14)

 楽舎の倒木を見て、さぞかし森の中は大荒れかと腹をくくって巡視 を始めましたが、小枝が散乱するくらいで、大きな倒木も無く、雨の 森を整理しながら、ゆったりと観察出来ました。

 降雨のブナの森では、紅葉が少し進み、樹幹の色合いがシックリとしていて、これぞブナ林と魅入りました。好天を狙うのでは無く、こうした降雨の日にも お訪ねください。

・樹幹のコントラストに心癒やされるブナ林(左)

・霧に包まれるブナの巨木(中)

・ブナの樹幹を滴り落ちる幹流(右)

(Fujimoto)

楽舎、危機一髪(19/10/14)

 本会の活動拠点の「やまかど・森の楽舎」も写真のようにあわや 倒壊かという事態に見舞われました。幸いスギの倒木は楽舎をかすめてくれました。 また観察コースのパトロールでは、大きな倒木やその他の被害も見られずホッとしています。

(Fujimoto , Murata)


秋の本格的実りのシーズンに・・・(19/10/11)

 木々の実・草本の実等々が色づき出しました。 いよいよ秋本番を実感できます。観察コースには、リンドウやセンブリ が咲いています。

・アクシバの輝く赤い実(左)

・サルトリイバラも赤味が増してきた(中)

・ミツバアケビの実も色づきだした(右)

(Fujimoto)


(19/10/10)

(Tomioka)


シカの食害から森を守るのは一筋縄ではいきません(19/10/09)

 県境峠では、全域を被っていたササが全て食べ尽くされ、その名残のササの桿だけが残っています。周りには、シカが 食べない植物だけが残っています。一方、本会の保全活動で 防獣ネットを張った部分では、見事にササが被っています。

・県境峠のササの桿(左)

・県境峠の不嗜好性(シカが食べない)のハナヒリノキとアセビ(中)

・本会が保全しているブナ林のササ(右)

(Fujimoto)


(19/10/07)

(Tomioka)


「天高く オオカマキリ・・・」の摂食に魅入る(19/10/06)

 外来種メリケンカルカヤの除去作業をしていると、視線の先に アキアカネを捉まえて「バリバリ」と音が聞こえそうな馬力で 摂食。凄い早さで喰い進むのではたしてどれくらいでと計測。 食い終わるのに13分という早さ・・・。

 もう産卵をしているオオカマキリもいます。

・頭部もバリバリと(左)

・腹部を食うスピードは速い(中)

・羽もつけ根の部分はしっかり食う(右)

(Fujimoto)


クモ探しの間にシロモジの不思議にうっとり・・(19/10/05)

 今日のクモ調査の大きな目的は、ミズグモが生息しているか? というものでした。京都の深泥池に生息することは早くから確認 されていました。山門湿原も高層湿原であるため生息の可能性がある と言われて久しいのですが、本格的な調査は今日まで出来ていませんでした。 終日探索を続けましたが、残念ながら生息を確認するには至りませんでした。 調査の合間にシロモジの落果の種皮の不思議な形状を皆で楽しみました。

・ミズグモの調査(左)

・シロモジの果実(中)

・シロモジの落果と種皮(右)

(Fujimoto)


(19/10/04)

(Tomioka)


(19/10/03)

(Tomioka)


昨年の台風21号での倒木によるギャップに次世代育つ(19/10/01)

 昨年の台風21号では、この森もあちこちで大規模な倒木が発生しました。 台風直後から倒木処理に追われる日々で、未だに処理が出来ていない部分もあります。 四季の森では、いち早く倒木処理を行いました。その結果台風以前はコナラの大木に より地面への日射が少なかったものの、処理後は日当たりもよくなり、実生が次々に 発芽しています。その実生の樹種は、コナラ・アカマツ・コハウチワカエデ・カラスザンショウ・ ノリウツギ・ヒサカキ・アオハダ・リョウブなどで周囲の森の樹種と同じです。もう10年もすれば 立派な林に戻るはずです。

・倒木処理により明るくなった林床(左)

・林床には多くの樹種の実生が育つ(中)

・ゆくゆくはこんな林に(右)

(Fujimoto)


これより前の情報は、パソコンでは画面右側の「情報(◯年◯月)」をご覧ください。